インプラントとは失った歯を補うための人工歯根のことです。素材はチタンでできており、自身の骨とチタンを結合させることで安定させます。これはインプラントは第2の永久歯と言われるほどで、ご自身の歯と同じような噛み心地が味わえます。
インプラントは3つの構造「インプラント本体」「土台」「被せ物」で成り立っています。インプラント本体が歯ぐきの中の骨の中に埋めるものであり、その上に土台を結合し、最後に被せ物を入れます。インプラント本体にはチタンインプラントとHAインプラントの2種類がありますが、当院では歯周病になりにくいインプラントを応用している観点上、HAインプラントは使いません。
インプラント治療の歴史
古代のインプラントの歴史
失った歯を人工材料で補う治療法は、古代ローマ時代から行われていたのはご存知でしょうか?
紀元2世紀~3世紀の古代ローマ時代の人骨の上顎の骨から鉄製のインプラントが埋まっていることを発見されております。この時代にすでにインプラント治療がされていたことを示しています。
また、マヤ文明の遺跡で発掘された人骨の下顎骨に貝でできたインプラントが埋まっており、歯石がついている事からかなり長期に機能した事を示しており世界で最初の実用に耐えたインプラントだと考えられています。
日本においても16世紀の木製の総義歯が残っており、すり減り具合からこの義歯が長年使用したことが推測されています。
現代のインプラントの歴史(チタンと骨の結合)
現代のインプラントの礎を築いたのは、1952年にスウェーデンのイエテボリ大学のブローネマルク博士によりチタンが骨に拒否反応を起こさず、時間の経過とともに結合することを発見されたことです。
この骨との結合はオッセオイングレーションと名づけられ、博士はその後13年間、医療の場で安全に使用できるよう研究を重ねました。
最初の患者さん(左が最初の患者さん、右が当時のブローネマルク博士)にインプラントが埋め込まれたのは1965年で、このインプラントは患者さんが亡くなるまで約40年以上経っても機能し続けたと言われています。チタンを利用したインプラントは世界中に広まり、数百万人を越える患者様に適用され、多くの論文でその有効性と安全性が報告されています。
入れ歯と比較したインプラントの利点と欠点
インプラント治療の利点
- 他の歯を削る必要がないので、天然歯を守ることができる
- 歯ぐきが痩せていくことがない
- 咬合力(噛む力)は天然歯とほとんど同じ
- 定期的にメンテナンスをすれば半永久的に持たせることが可能
インプラント治療の欠点
- 保険が効かないので治療費用が高い
- 外科手術が必要
- 治療期間が長いケースがある
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