歯を失ってしまった場合には「入れ歯」という方法を選ぶ方も多いと思います。入れ歯はインプラントと比べると、比較的気軽に受けられる治療ですが、メリットやデメリットがあります。
自分に合っている治療法かどうか、しっかり理解してから治療を受けることをオススメします。
入れ歯のメリット
気軽に治療を受けられる
入れ歯の場合は手術が必要ありませんので、インプラントよりも気軽に治療を受けられるのが魅力です。
不具合があってもすぐに調整ができますので、頻繁に通院できる方には向いているかもしれません。また、保険が効く治療法もあるので、費用を抑えられることもメリットの一つです。入れ歯のデメリット
部分入れ歯で歯に負担がかかる
部分入れ歯は、残っている歯にバネをかけることになりるため、バネをかけた歯には大きな負担がかかってしまい、歯をダメにしてしまう原因になってしまいます。
常に力がかかっている状態になるので、歯が動揺しやすく、歯周病にもなりやすくなります。
また、取り外しは意外と煩わしく、毎日洗浄するのも次第に大変になり、不潔域になりやすい傾向があります。そしてバネ付きの入れ歯は、審美的に良くないので敬遠される方が多いです。
総入れ歯で歯ぐきが痩せていく
総入れ歯は、バネをかけることはありませんが、取り外しの煩わしさは変わりません。
しかも、部分入れ歯も総入れ歯も、歯のないところの歯ぐきはどんどん痩せていき、入れ歯が合わなくなっていきます。
入れ歯がずれたり、食べているときや会話中に外れてきたりと、日常生活にも支障をきたすことも珍しくはありません。
口臭の原因になることも
入れ歯は樹脂でできていて水を吸いやすく、臭いが付きやすくなります。さらに汚れも付着しやすいので、毎日きちんと洗浄していないと臭いの原因となってしまいます。口臭は本人が気付かないことが多いので、注意が必要です。
また、不潔域になりやすいので5年後、虫歯になりやすい確率が95%と、かなり高確率で虫歯になってしまうという事実があります。
インプラントであれば
インプラントのメリット
- 両隣の歯を削る必要がない
- 残った歯に力学的な負担を掛けないで済む
- バネがかからないから審美的に良好である
- 自身の歯と同じなので違和感や発音障害がない
- 美味しく良く噛める
- 痛くならない
インプラントなら、このように入れ歯のデメリットを解消でき、残っている歯に負担をかけず、取り外しの煩わしさから逃れられます。
骨と人工根が結合しますので、自分の歯のようにしっかりと噛むことができるようになりますので、入れ歯のように頻繁に調整にきていただくことはありません。
また、入れ歯では違和感がストレスになる方も多いのですが、インプラントなら入れ歯のような違和感はありませんし、本当に自分の歯のように、自然に噛むことができるため、食事だけでなく、入れ歯よりも発音しやすくなるので、会話が楽しくなります。
インプラントは手術が必要ですが、歯を抜く程度の負担ですので、あまり考え過ぎなくても良いかと思います。
インプラントにしたら若返った、という声も良く聞きます。入れ歯を外すと口周りがクシャっとなって老けたような印象になりますが、インプラントならそのような心配もありません。きっと心身ともに満足した生活が送れるようになるでしょう。
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