通常、インプラントの手術したあと、数日～2週間程度の期間は痛みや腫れを伴うことがあります。
インプラントの手術が終わり最終的な被せ物を取り付けても痛みや腫れが引かないという場合はインプラント治療自体が何かしらの原因でトラブルを起こしている可能性があります。
当院では、他院でのインプラントのトラブルを抱えた患者様も受け入れています。もちろん他院で治療したインプラント治療のセカンドオピニオン、リカバリー手術も行っています。インプラントのトラブルはご自身で判断することはなかなか難しいので、症状が悪化する前に遠慮せずにご相談下さい。
インプラントのトラブルはどんな原因があるの？
格安インプラントによるトラブル
インプラント治療は保険適用されてない歯科治療なので、価格が保険の歯科治療に比べて高額になってしまうという側面があります。各歯科医院の価格差はありますが、1本30万円～60万円程度が標準的な価格と言われています。
最近、1本10万円程度の格安をうたっているインプラント治療でトラブルを抱えるケースが増えている実情があります。
格安インプラントは、インプラントを埋入する際に少し手もコストを抑えて利益を確保するため、国内で未承認のマイナーなインプラントシステムや粗悪なコピー製品を使用するケースがあると言われています。
これらのインプラントを使用すると製品上の粗悪品なので、長期予後が思わしくなく、マイナーなインプラントを使用して不具合があった際に替えのパーツが手に入らなく結局抜去せざるを得ないといったトラブルがあります。
このように薄利多売の利益主義に走った格安インプラントは、インプラント治療のトラブルの温床となっています。
当院では、使用する製品にもこだわりを持ち世界的にエビデンス、実績、信頼性があるインプラントシステムのみ使用します。
歯科医師による診断・手術時のミスによるトラブル
インプラント治療の前にCTデータをもとに入念な3Dシミュレーションによる診断を怠ると、以下のようなトラブルを発生する恐れがあります。
- インプラントの手術中に神経を傷つけた
- インプラントの埋入方向を間違う
- 顎の骨に空ける穴が大きすぎたなどのミス
これらのミスがあると、インプラントの痛みや脱落の原因となります。
当院のインプラント手術ミスを無くすための取り組み
- 事前のCT撮影データで、綿密な埋入箇所の診査・診断
- 口腔外科に精通するための知識と技術の日々の研鑚
- 3Dシミュレーションによる事前シミュレーションの徹底
- 自分の手先の感覚に頼るのではなく、ガイドシステムの使用の徹底
治療後の噛み合わせの不具合による痛み
人の噛み合わせは時間とともに変化します。しかし、噛み合わせのバランスを考慮せずにインプラントを行うと痛みを感じ、歯垢が溜まりやすくインプラントに悪影響を及ぼすことがあります。
噛み合わせの確認事項は以下の通りです。
- 上下の噛み合わせが正しい状態か
- 左右のバランスが正しいか
- クリアランスの状態（人工歯を入れたときの隙間）
- 咬合平面の乱れ
- 噛み合わせの力の与え方
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