CT撮影機器について
インプラント治療にCT撮影機器は不可欠です。CTとは正式名称X線コンピュータ断層撮影装置と言い、人間の顎の内部を立体的に撮影します。
インプラントを行うときに、正確に知っておきたい血管や神経の位置を正確に把握できるほか、骨の量や密度が十分であるかということも知ることができます。
また、CT撮影機器は非常に高価な機械であり、1台数千万円もしてしまうため、インプラント治療に本気な歯科医院しか導入していません。
レントゲンは平面的にしか撮影できないので、血管や神経の位置、骨の量や密度までは分かりません。レントゲンしか撮影せず手術を行った歯科医院の中には、大切な神経や血管を傷つけてしまったという医療ミスも実際に起きています。安心できるインプラント治療を提供するために、もはやCTは欠かせない医療設備なのです。
CTの有用性
インプラントを成功させるには、正確で綿密な計画が必要不可欠です。
きちんとした計画なしでは手術は成功しません。CTを使えば個人の神経や血管の位置を把握できるので、正確さを要する手術の計画にもっとも必要なものなのです。
CTを使わないでインプラントをすることは、視力の悪い人がメガネをかけずに運転をするくらい、危険なことなのです。
CTを使えば危険を避けられる
インプラント手術を成功させるためには、正確で綿密な計画が必要となります。
例えば、普通のレントゲンで見た場合に、上下の骨が十分にあり、オールオン4が可能だと思われたケースでも、CT撮影をすると、下顎の骨が尖っている場合があります。
平面のレントゲンで見ても全くわかりませんが、顎を縦に切った状態をCTで見ると、尖っていることがわかりました。
手術前に骨が尖っているとわかれば、スプリットクレストといって、骨を切って開いて骨を増やすか、GBRをして骨を増やすか、どちらかの対処ができますが、手術中にわかった場合には手術は中止となります。
また上顎に関しても、ある断面では骨が十分あるように見えても、他の断面では骨がくびれて少ししかないということがわかりました。
くびれている場合は、インプラントが入りません。これも手術中にわかった場合には、手術の計画が変更になります。或いは手術が中止になります。事前にわかっていれば、対処法はさまざまあります。
このように骨が不足している方の場合には、レントゲンでは十分に骨があるように見えても、CT撮影を行うとインプラントができる状態ではなかったというケースがあります。
もしレントゲンだけで判断していたら、一度歯ぐきを切開した後に手術を中断しなければなりません。ですから、CT撮影により患者様の負担を大きく軽減できたと言えます。
被ばく量が心配な方へ
CTと聞くと、被ばく量を心配される方がいらっしゃいますが、歯科医院で使用するのは「歯科用CT」ですので、医科用CTと比べると20分の1~40分の1の被ばく量ですので、かなり少ない被ばく量となります。
歯科用CTの1回の被ばく量は0.19mSv(ミリシーベルト)で、東京からニューヨークを往復した場合と変わりません。医科用はその約20倍なので、何回も撮影するのは好ましくありませんが、歯科用はそれほど気にすることのない被ばく量だと言えるでしょう。
当院の新型CT機器
当院では厚生労働省の認可が下りた、最新のCTを導入しています。
世界でも最新のもので、被ばく量が少なく、立ったまま撮影できるという優れものです。
また、360度回転するため、画像も鮮明でより正確な診断に役立ちます。
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